今日も扉は開かない。

今週のはてなブログさんが提示するお題は「忘れられない街はどこ?」だ。

前々から薄々感づいてはいたのだが、もしかしてはてなブログさんって物凄くご老人向けなのではなかろうか。

正直な話、街単位で根付いた記憶など一つもない。

自宅からぐいーって行った先にあるガソリンスタンドの向かいにあるコンビニの店員に殺意を覚えたと言う出来事を10年忘れられてないからと言って別に街に殺意を抱いている訳ではないし、「腕をちゃんと振りながら歩くと健康にいい」と言う普段なら絶対に実行しないメソッドをなんとなくやった時に指を思いっきりぶつけて肉が抉れたマンションの鉄柵は今でもダイナマイトで爆破したいと思うが、別に街を火の海に沈めたいと言うテロ思想は持っていない。誰かがやってくれる分には別にいいと思うが。

友達が連絡も無しに3時間遅刻した時に、暇潰しに入った店の店員が糞イケメンだったので小刻みに注文を繰り返した店の事は今でも覚えているが、別にその街をイケメンがいる街…とか言うポケモンのなんちゃらシティ入り口に毎度立っている看板みたいな覚え方をしている訳でもないのである。

多分、街その物に思い出を持つとしたら、疎開か何かで住居を移動してから更に十年ぐらいの時を経てやっとこさ「そういえばあの街…」とおセンチメンタルなマインドになるのではないかと思う。まぁそれでも家に愛着は持っても街には持たない気がするのだが、隣に住んでいる奴の名前も顔も知らんと言う現代社会とは違って昔はなんやかや街ぐるみだったのかも知れない。

まぁ常日頃から下町スラムがどうのこうの言ってる時点で街単位でギャースカ言ってるじゃねぇかと言う気もするのだが、下町ロクデナシネットワークは街から離れた程度では逃れる事は出来ないのでどちらかと言えば「店」もしくは「人」依存である。

この前は三重県に引っ越したおっさんの不幸話がとんでもねぇ速度で広まってて恐ろしかった。まぁ僕も広めたのだが。

 

ここまで恒例のはてなブログさんのお題になんやかや言うと言うコーナーであり、本編とは何の関係もなく、今回は忘れられない街とか言うピュアな匂いしかしないフレーズをとは真逆を行く糞みたいな下ネタをガンガン書いていこうと思う。

エロい話と最初書こうと思ったのだが、別に18禁な話をしているからと言って全然エロい訳ではないなと思ったので、下ネタと言う事にする。別にネタでもなく真剣な話なのだがちょうどいい言葉が無いので仕方がない。

 

みんなご存じの通り、僕は気が向いた時に自分の中のエロの可能性を探るべく電子の海に飛び込むと言う禅修行の様な事をしている。

これは、下町と言う時代の波が避けて通る街に住んでいるとどうしても「彼女」問題からは逃れられないからであり、奴等は面白ければなんでもいいので「じゃあ彼氏か?」「木のウロか?」と言う柔軟性は持ち合わせているのだが、いかんせん「そういう意味合いで人を好きになった事がないんだよねぇ~」とか言う口に出すのも恥ずかしい「いっちょ前にそういう話題だけ避けようとする奴」みたいな常套句は全く理解してくれない。なぜなら面白くないからである。人のセックスの話と言う一番頭を使わなくていい上に隙有らば自分の自慢話に繋げられる最高の話題を脳みその溶けてる酔っぱらいが好まない訳がなく、若い奴のセックス、知りたいのである。そして隙有らば俺の若い時の話を持ち出したいのである。

 

しかし肝心のわけぇ奴こと俺がノホホンと「恋ってどんなものかしら?」等と抜かしているので奴等はせっかく見つけた踏み台が壊れていると言う事実にショックを受け、バツイチの分際で結婚最高~性欲万歳!と人をそっちの道に誘い込もうとしてくる。

僕はどちらかと言えば人の期待には応えたい方なので、特にやりたい事がない時にエロ動画等を漁り自分の中のエロあるあるを開拓しようとしている訳なのである。流石に相手がいなければ出来ない奴はどうしようも無いが、「やりたい」と言う気持ちさえあれば向こうからしてみれば高く空を飛ぶには十分な踏み台になってやれるだろう。

まずは心だ。心が動けばチンコもそれについてくる。

 

それでせっせと漁る訳だが、毎回「すげぇ格好ですげぇ事するじゃん!?」となり、終わりである。裸だぜ。みんな忘れてるかも知れないが、裸ってのは結構すごい格好であり事と次第によっちゃぁ法に触れるのである。

そして大分前にも語ったのだが、他人のすげぇ格好ですげぇ事をする奴は、見てて飽きる。一ミリも気持ちが分からないからである。

オーストラリア産冷凍鶏肉100グラム68円の鶏肉でも食った事があれば、なんちゃら高級肉を人が食ってるのを見て「美味そう!」と思う事は出来るが、「生コンクリート最高!」とどれだけ美味しそうに食べられ、語彙力の限りを尽くして「この生コンクリートは実に甘さ控えめで甘くて美味い」とか語られても類似品を食べたこと無いので全く自分の中で追えないのと一緒だ。

恐らくすげぇ格好ですげぇ事をしている動画はラスト10分で驚きの大どんでん返しが起こり見ている人が騙されるなんて事はないだろうし、全米が泣くこともないだろう。

もしかしたら中には「着衣って書いてあったのに脱ぎやがった!」等と騙され憤慨する人間もいるかも知れないが、それも多分序盤の話であろう。

それまでなんやかやしてる中で何があろうと脱がなかった布をラスト10分で突如キャストオフすると言う事もないだろうし、最後まで見続ける意味is何?となってしまう。

それも「着衣と聞いて!!」と自分は脱ぎ散らかしながら画面にへばりついてる人間は怒り狂っても仕方がなく、場合によっては出すもの出せなかったので出るとこ出たろかとビデオよりも遥かにドラマチックなストーリーを展開してしまうかも知れないが、なんとなく興味本意で見に来た方からしてみたら「あ、脱ぐんだ…」と単純にちょっとびっくりして終わりである。こりゃ一本取られたハハハと言う気分だ。

 

また演技の下手さも見辛いのに拍車をかける。単純に見ていて恥ずかしい。

つまらねぇユーチューバーを見てると痛々しくて「あたいもう見てらんない!」となってしまうのと同じである。それを見るのが三度の飯より好きで再生数30とかを探しては覗きに行く性格の悪さを極めた奴も世の中にはいるが、僕はちょっと無理だ。

つまり無音で見る羽目になり、そうすると益々退屈なのでちょっと音楽でも聞くかとなってしまう。

電車の中で無理矢理めくるめくタイプの奴を見ながら中島みゆきを聞いてた時はなんか抵抗する姿と中島みゆきの歌声が見事にマッチし「頑張れ…!頑張れ…!!」となって個人的に楽しかったが、別に電車の中で力ずくでめくるめかせてる姿を見ながらで無くても中島みゆきは最高なので…。応援の甲斐も無く負けたし。

 

無料で転がってる動画は10分とか30分とかでなんやかや小分けにされている、まぁ十分長いのだが、最近、本来は1時間とか2時間とか収録されてると知って物凄くびっくりした。ソシャゲーのスタミナが回復してしまうのでは…?

結局己の中のチャクラを解放出来ずに動画探索は終わるのだが、では小説ならどうかと言うと中身の無さでアウトである。

特にやたら喘ぐ奴は読み方がよく分からない。小粋なビートに乗せて歌ってくれるならともかく何の助けも無く読むのは無理である。

すげぇヒットした歌でも曲の協力を借りずに歌詞だけ読めと言われたらちょっと…と思う奴はあるだろう。「すんげぇ すんげぇ すんげぇ すんげぇ 水着」とか。

しかもこれが長々と続くのである。端的に言ってヘルでありお手軽に地獄を見る際にはいいかも知れないが…。

では漫画ならどうかと言うと、そもそも共感出来ない、分からないと言う大前提がここにも立ちはだかり、尚且つどうせ絵を見るならイケメンがいいので残念な事にこれも力及ばずなのである。

ではBLのエロ漫画ならどうよ!と言われると、僕は推しのイチャイチャが好きと再三言ってきたが、それはあくまでネタとしても分かりやすいからそう言っているだけでぶっちゃけ付き合ってる奴はあまり好きではなく、正しく言えば「推しと推しがダラダラしている所」が好きなのだ。

つまりどうせ汁だくなら牛丼を二人で食べに行って欲しい。深夜3時にジャージに突っ掛けで頼む。

 

今日の己の中のエロの可能性を探す旅の終着点は「深夜に牛丼を食べに行く推しが見たい」である。

残念ながら下町スラムのおっさんを満足させる回答は出来そうにない。