軽い命を賭けて。

はてなブログさんが今回掲げているお題は「あなたにとって「新生活が捗る逸品」って?」だ。

 

今までのふわふわとしたクソみてぇなお題と違ってちゃんと一筆したためる事が出来そうなまともなお題である。

やれば出来んじゃん。

 

そう思ったが、今度は書き手である僕が「特にない」の5文字で終わらせてしまうクソっぷりを披露するだけで終わってしまうので結局今回もお題は使わずじまいになる。

 

はてなブログと僕が噛みあう日は来るのだろうか?

 

さて、いつも虚無と陰に塗れた日記をつらつらと書いているのでたまには陽な話をしたいと思う。

モンスターハンターライズを流行に乗って購入し、仲間()と共に一狩り励んでいる。

自分でも驚きの陽具合だ。陰キャ仲間にこんな姿を見つかったら後ろから撃たれ「あいつは終わった」「キョロ充(笑)」等と言われてしまうので、どんなにかっこよくモンスターを打ち倒したとしても歴史に名を残す事は出来ないのだが、里が守れるなら、それでいい…そう思っている。

 

僕が初めてモンスターハンターに触れたのは高校生ぐらいの時の2Gだ。

当時、急に流行したイメージがあり、モンスターハンターと言う存在を知った時には既に2超えてGだった。

物の名前が覚えられないタイプの人間なので、長い事「ドラゴンハンター」と呼んでいたが、うんこを投げつけてくるゴリラと死闘を繰り広げている内に「ドラゴンハンターではないな」と学び、それからは正式名称を言える様になったと記憶している。

何事も実感を伴わなければ知識として定着しないものだ。

 

敵に近づくのが嫌だと言う舐めた理由でライトボウガンを愛用していたのだが、ぶっちゃけこっちが近距離武器だろうが遠距離武器だろうがモンスターさんには関係ねぇ話なので容赦なく近距離戦を強いられていたような気がするが、頑なにボウガンを捨てなかった。

更に生来の貧乏性をゲームの中でも如何なく発揮し、通常弾レベル1以外の弾を使った事が無いと言うとんでもねぇ地雷ハンターっぷりだったが、幸いな事に一緒に狩りをする友達など一人もいなかった為、事なきを得ていた。

ババコンガ相手に30分前後の激闘を繰り広げ、多分その辺で疲れてやめた気がする。

 

その後、暫く立ってから、確かDSの4辺りをやった。

ネットと言う、この世界でも誰とも仲良くなれなかったら終わりだなと言う空間を見つけ一狩り行こうぜと言う流れになったのだが、結局大して一緒に狩りをせずに終わった。

 

当時は足手まといになるのは嫌だなと言う謙虚さを持っていたため、一人でこつこつ練習していたのだが、ドスランポス相手に55分引き分けを3回繰り返す驚異のクソっぷりを見せ、とてもでは無いが世には出れないと悟ってしまったのだ。

仕方がないのでドスジャギィを100匹倒すなどして遊んでいたが次第にまぁまぁ飽きてやめた。

 

その後、モンハンワールドも購入したはしたのだが、ほぼほぼキャラメイクだけして終わった。

誰とやるでもなく、序盤のモンスター1、2匹を倒してマジで一切の起動をしなくなった。

同じ金額でフルフルフィギュア等を購入した方がまだ建設的だったと言える。

 

この様に、歳を重ねるごとにハンター引退までの時間が短くなると言うお察し具合に今回は買わないだろうと思っていたのだが、なんか一緒にやろうぜみたいな流れになってしまい購入に走った。

買わないだろうと思っていたスイッチライトも一緒に購入したのだが、元々アンジェリーク戦国無双5等をやってみたいなぁと言う気持ちはあったので、まぁ丁度いいきっかけになったと思えば実質無料だ。

更にニンテンドーオンラインだかなんだかに加入すれば無料でスーファミのソフトが色々遊べると言うのだからこれはお得。

スーファミのコントローラーが想像の100倍固く、親指が痛くなって断念したブレスオブファイア2も遊びたい放題だ。

 

そんな訳で、モンスターハンターをやっているのだが、昔と違い「足を引っ張ってはいけない」等と言う謙虚さは消えたし、下手くそだと思われたら恥ずかしいと言う可愛げも失った。

もう何も怖くないので余裕綽綽でパーティープレイとしゃれこみ、まぁ足を引っ張ったり、引っ張ったり…時には足を引っ張ったり、それから足を引っ張ったりしている。

また、足を引っ張ってしまう事もあるが、とても楽しい。

 

それはそれとして、ソロでも多少やらないと純粋に素材が集まらなかったりするので頑張っている。

 

一人で集会所上位行って来るよ!(ふんすふんす)等と自慢げに宣言するが、こっそりと「弱いの来い」みたいな効果を発揮する団子をムシャムシャ食べたりしている。

謙虚さも恥も無い奴がプライドを持っている訳がないので当然だ。

人に頼んで上位にあげて頂いた分際で、まだ上位に辿り着いていない友達の元へ「ふふふ…この上位ハンターの私が手を貸してあげますよ」等とほざきながら助太刀に入り、開始2分で2回死ぬと言う格の違いを見せつけ震え上がらせたりもしている。

 

だって初めて戦うモンスターだったから…。

 

僕が安定して勝てるのは大好きなフルフル相手だけなので、やはり愛が人を強くすると言う事なのかも知れない。陽キャはいつでも真理をついている。

色んなモンスターを愛してあげたい所なのだが、可愛いモンスターがフルフルと、ヨツワ…なんちゃらとか言うカエルを名乗るワニに似た河童と言う訳の分からないモンスターぐらいしかいない為苦戦を強いられている。

 

しかしいつまでもオタオタしていると、ハンターランクの上がった周りが似たようなレベルでつるみだし、再びの置いてけぼり、そっと引退と言ういつものパターンになるのは間違いないので、せっせとモンスターを狩り殺していかなければならない。

孤独を避ける為に野生のモンスターを殺して回るのは多少心が痛むような気がしなくもないが、必要な殺戮なので何も問題は無い。

 

と言うか、無意味に虫を操りスタイリッシュに敵の目の前に移動してブレスに直撃してみたり、何も考えずに戦国無双のモブ弓兵の如く弓を連射した結果気付いたら壁際に追い込まれてテンパったりしている可愛い姿を見れば、モンスターが可哀そうとほざいている彼らも「人間も可哀そう(頭が)守ってあげなきゃ」と思ってくれるに違いないのだ。

 

ゲームの中に限らず、ゲームの外でも手が痛くなったり背中が痛くなったり結構なダメージを受けて可哀そうな事になっている。

今まで気にした事は無かったが、やはりこのクラッシュバンディクーみたいな猫背は治したほうが良いのだろうか…。

戦っている最中も家用のメガネ(かけたまま寝たりする為ハチャメチャに歪んでいる)が下を向いただけで落ちたりするので狩りの最中に「あっ!眼鏡が!!」と言うプロハンターの風上にも置けない真似をしたり、有線LANに対応していないと言うクソ仕様のライトを購入したせいで微妙に回線が安定しない事があり一人だけ突如集会所から追い出されたりとハンター生活の厳しさを味わい続けている。

 

戦闘中に回線が切れた時はてっきり「回線が切れました」とか言われて里に戻される物だとばかり思っていたのだが、まさかの「オフラインの状態で戦闘続行」と言う鬼畜仕様だった。

モンスターも「最初から私とあなたのタイマンでしたが?」みたいな面で普通に攻撃を仕掛けて来るし、マルチプレイの時にはいなかった筈のオトモアイルーも「最初からずっとそばにいましたが?」みたいな顔で戦闘に参加していた。

 

やる気満々のオトモとモンスターには申し訳ないが秒で戦線離脱し、集会所に合流し直した所、ちょうど倒したところだったのでただただ素材を剥ぎ取りにフィールドを駆け抜けると言う、その姿だけ見られたら申し開きのしようも無い寄生ハンターっぷりを晒したりしているが、今日も元気に生きている。

 

やはり人間、命を賭けてモンスターと戦おうと思ったらまずは恥とプライドを捨て、人間をやめる所からなのだ。

モンスターと同じ土俵に上がらなければあんな化け物に勝てるはずもない。

 

華麗なステップと小粋な前転で敵の攻撃を避けなければならないと言うのにいらない荷物を背負っている場合でも無い。

強い武器と防具、回復薬と肉があればそれでいいのだ。