5年後にさよなら。

はてなブログさんが掲げる今週のお題は「夏休みだ!自由研究だ!」である。

うるせぇ殺すぞ。

 

夏休みと言う概念が平日昼間でも平気で学生がうろつく様になるうぜぇ時期と言う認識になってしまっているので、ついつい過激な反応をしてしまったが、よくよく考えればはてなブログさんのメイン顧客層が学生であると言うだけで、メイン客層から外れている僕が殺意を向けるのはお門違いもいい所って奴なのだろう。

 

………そうか?

 

まぁいい。

今回はファイアーエムブレム風花雪月の話をしにきたので、夏休みだ!と言われてもあながち間違いでは…いや、夏休みとか無かったな…そういえば…。

先月楽しくプレイしていた囚われのパルマはこちらが未だに保護者の気分でいる内に、向こうがドンドン恋愛ムーブを仕掛けてきてキモくなってきたのでやめた。

よくよく考えたら娯楽の一つもない独房で一年間監視生活を送っていながらピンピンしているメンタル鋼のタフガイである。僕が必死こいて施設から出してやらなくても強く生きていくであろう。元気でやれよ。

 

やはり、男子に生まれたからには恋愛などにかまけるよりも同じ釜の飯を食った仲間と殺し合いである。母も喜ぶ。畑の肥やしが増えて農場のおばあさんもニッコリだ。

 

さて、風花雪月と言うのはざっくり言えば、教師として生徒を見守る第一部と、その5年後、大人になった生徒達とてんやわんやする第二部に分かれていて、まぁ同じ学園にいた奴らと殺し合いをしなきゃいけない程度の事で「人の心が無い」等と謂れなきバッシングを食らっていた大人気ゲームである。

かくいう僕も大昔は一生懸命育てていたユニットが大雑把に皆殺しにされてしまう聖戦の系譜と言うファイアーエムブレムをプレイして「じゃあもうやらない!!みんな死んだならオレも死んだ!おしまい!!」と拗ねて第一部でゲームをほっぽり投げた事もあったが、もうその頃の僕とは違う。二つや三つのガキじゃねぇんだ。

同じ学園の仲間と殺し合う程度で心を痛めていては毎朝のクソかったるい通勤電車でおちおち椅子に座る事も出来ない。

再会も殺害も濁点がつくかつかないかぐらいの違いだし、四捨五入したら同じものになる。

 

そんな訳でクロードくんと共に他の勢力を皆殺しにするべくゲームを始めた。
当然最終的には元仲間の屍の上で永遠の愛を誓うと言うハッピーエンドとしゃれ込みたいので女性主人公を選び、名前を「幽とアンジェ」にする事で学園にやってきた謎の教師…の横にいる謎の男として楽しく遊んでいる。
今回は騎士団とか言う、ユニットの周りをなんか知らんがうろちょろし、中心人物が一人殺されたぐらいで狼狽えて逃げ出してみたり、たまに思い出したように突撃してみたりするナニカを各ユニットに一つずつセット出来るよと言う謎の新要素が追加されていたので無理なく戦闘にも参加出来る。

腹から声を出していくつもりだ。

 

学園生活を送るにあたって最初の壁として立ち塞がったのは、クロードくん率いる学級イケメン全然いねぇじゃん問題である。

マジでいねぇ。冴えない眼鏡がギリギリ合格ぐらいで残りは論外である。

つまり他の学級からイケメンを引き抜いて行かなければならないのだが、このスカウトシステムが意外とかったるく「そんな能力あげるつもりないんですが…」みたいな能力値もあげていかないと「キミ才能があるよ。俺と一緒に野球をやらないか?」と声をかけても「いつかは貴方の元で学んでみたいんですけどね」と言う大人の対応で軽くあしらわれてしまうのだ。

 

仕方がないので、本当にこいつらは引き抜いておきたいと言うイケメンを3人ほど(具体的に言うとカスパル・アッシュ・リンハルト)ピックアップし、そいつらの好みに合わせて成長していくことにした。
その他のイケメンと言えなくもない人材や女子諸君に関しては申し訳ないがいつかどこかで殺し合いと言う事で…愛し合う事もあれば殺し合う事もある。それが人生である。

教師として、彼らにそれを教えてあげたい。

 

しかし、己の未来を敏感に察知したのかシルヴァンとか言う奴はノータイムでこっちの学級にinしてきたので、その変わり身の早さ、先見の明の良さにただならぬ才能を感じ若干依怙贔屓して育てている。あいつは大物になる。僕には分かる。

 

他にもツィリルと言う雑用係みたいな可愛い褐色の男の子がおり、仲間に出来たのでとても可愛がっている。男の子ならかっけぇドラゴンに乗りたいよな!?と思ったので、頼まれもしてないのにドラゴンを一匹用意し乗せてあげた。

今の所ドラゴンに乗れてうれしいですありがとうとは言われていないが、ドラゴンの上から地べたを這いずりまわる醜い大人達に手斧を投げてキャッキャしている為きっと喜んでいる筈である。

もしかしたらドラゴンが火を吹かないのがお気に召していないかも知れない。

魔獣は火を吹いてくるのにドラゴンが吹けない道理も無く、この謎を解明するべく近々アマゾンの奥地へと向かう予定だ。待ってろよ、ツィリル。

 

アッシュやカスパルを引き抜き共に学園生活を送っていると、色々と可愛い所やカッコいい所が見えてくるものであり、クロードと幸せなキスエンドと思っていたがこいつらでもいいかもな…と思ったのだが、よくよく考えたら5年後になったら成長して姿が変わる筈なので、その際にちょっと良くない成長をしていたら困ると思い直した。

ツィリルくんも可愛いから今回はツィリルくんと…と教師にあるまじき思考もしたのだが、5年後急に鼻ピアスに舌ピアス、ヘソピアスもキめて金髪をたなびかせながら、大波のイラストをあしらった痛ドラゴンで颯爽と現れないとも限らない。

大人しくFEHで5年後の姿を把握しているクロードくんとイチャイチャしておく事にし、事ある毎にお茶会に誘ってはしこたまカミツレの花をぶち込んだティー等をご馳走し媚びを売りまくっている。

 

もちろん教師としても真面目に活動しており、彼らには古の時代にあった「剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い」と言う「そんな訳が無い3すくみ」を教えてあげたりしている。幼い頃は「なるほど!」と思っていたが、冷静に考えればそんな訳が無い。

兵士として鍛え上げてきた槍の腕前が斧だからなんて理由で山賊に負けるなんてあっていい訳が無い。そんな世界は間違ってる。

可愛い生徒達にはそんな嘘に惑わされず真っ直ぐに好きな武器を使ってのびのびと育って欲しいが、それはそれとしてかつてはこんな嘘がまかり通っていたと言う歴史を教えてあげるのも大人の役割であろう。

デマと言うのは恐ろしいものなのだ。

 

そんな愉快な学園生活の途中には舞踏会なるイベントがあり、ははぁん好感度が高い奴が誘いに来るんだな?等と思っていたがそんな事は無かった。一人でドキドキしていた自分が恥ずかしい。

どうやらユニットを一人選び、そいつに踊り子になる資格を与えられる程度のイベントであったらしい。

よく分からなかったので、手持ちのイケメンの中で一番人前で踊りたく無さそうだったアッシュくんを指名したのだが、元盗人のそばかす男子が歌劇団出身の女子とダンス勝負で競り勝ち優勝と言う熱い展開が見れたのでよかったと言う事にする。

しかし、アッシュくんに踊りの稽古をつけている時、他の教師が指導をしていたのはどう見てもただのモブ生徒だった為「モブに混ざって一人踊らさせてなんか申し訳ないな…」と思っていたのだが、蓋を開けて見たらバリバリのネームドキャラが対戦相手だったのが不思議だ。我々を油断させる為にダミーの生徒に練習する振りをさせていたのだろうか?汚い奴らだ。

 

そんなこんなで楽しく学生生活を送り、次から5年後って感じの所に来ている。

話の筋としては、敵に襲われうっかり崖から落ちてしまったオレとアンジェ!

この先一体…どうなるの?どうなっちゃうの?どうなってしまうの?どうなってしまうと言うの~!?と言った所だ。

まぁ僕は神なので5年後、崖底から奇跡の生還を果たしたオレとアンジェが他学級の生徒を次々と手にかけていくと言うファイアーエムブレム界のジェイソンとなる未来を知っているのだが、他の生徒がどんな成長をしてくるかに関してはよく知らないので少しドキドキしている。変な成長をしてませんように…なるたけ面影を残していい感じにイケメンになっていますように…先生はね…キミたちが元気で顔がよくなっていれば…それでいいんだ。

 

そんな訳で、次回!!5年後、川から流れてきた所を助けてくれた村の人にお礼も言わず「生徒達が待ってる…いかなければ…」と電波な事を言い捨てて立ち去るの巻!!

キミのハートに…ゴットフィンガー!!