駆け抜けろ、兵どもの夢の跡

お手持ちのこの世の在りとあらゆる事象を5秒で検索できるアカシックレコードマシーンを使って、あらゆる物品に18禁とつけてググって見ると言う神々の遊びを思い付いたのだが、未だ実行には移してない。怖いからだ。

 

ゴキジェットプロ 18禁 検索

カンジャンケジャン 18禁 検索

バッククロージャー 18禁 検索

湯のみ 18禁 検索

 

これが、スプーン×フォーク的、物の擬人化BL画像がわんさか出てくるのなら即座にレッツエンジョイとパンドラボックスを解き放ってもいいのだが、ガチで軽くホラーミステリーなヒューマンが絡むタイプの奴が来たら今年1年を台無しにするダメージを食らってしまいそうである。

 

我々ジャパニーズが天下のアメリベイ様すらも唸らせる程の変態性をその身に宿す選ばれし戦士達であると言うのは有名な話であり、ツイッターと言うツールをちょっと使ってコミュニケーションを楽しもうとするだけでも、どこぞの誰かがリツイートしたとんでもねぇ画像がうっかり目に入ってしまうレベルの変態激戦地をノホホンと生き抜いていかなければならない訳なのだが、レベルの低い変態が操る「とってつけたような要素だけを身に付けた擬人化」更にそこからレベルを下げた雑魚変態が操る「名前だけを借りたただの人間」同士のボーイズラブ(に限らない)絡みがやたら目に付くようになってしまっている為、そんな腰抜けへっぽこ戦場でガキのお遊びみたいなチャンバラを繰り広げて「俺は屈強な変態戦士」と粋がる腰抜け共の温床に成り果てそうになっている部分がある。

 

これはよくない。確かに何事も「一番最初に思い付いた奴」と言うのは偉大な存在であり、例えそれが「よくよく考えたら大したこと無い」と言うような物でも「パクりてぇ」と思ってしまう物である。

しかし、戦場と言うのはリアルタイムで戦況が変化する不思議のダンジョンである。武器は常に更新していかなければ行けないし、昨日今日追加された最強のウェポンは明後日には産業廃棄物と言うのが世の常だ。

 

つまり最初に「天井と床のBL」や「箸BL」を思い付いた奴はまごうことなき天才であり、日常をアイディア一つで即座にファンタジーに変えるその手腕は日本のウォルトディズニーと言っても過言ではない偉人ではあるが、そこから品を変えただけの「ハサミBL」的な物を「すごいものおもいついたったwww」と出涸らしのお茶を新茶と言い張って戦場で振る舞うような真似をする奴は戦士の風上にもおけない腑抜けであり、銃殺も已む無しのヘッポコなのだが、残念ながら同じようなへっぽこが蔓延っている為、一丁前に戦士面する事を許してしまっているのが現状である。これでは世界に顔向け出来ない。

 

この問題はかなり根深く、変態ぶろうとしてない普通のイケメンゲー、美少女ゲーでも「でもお前、似たような奴おるよな」と言う事になる。

どんなキャラもピクシブをちょちょっと漁ってやれば大体似たような事をしているし、似たようなヤンデレになっているし、似たような体調不良を起こしているし、似たような記憶喪失に陥っているし、最終的に皆死ぬ。

 

割りと性格が違う部類のキャラですら「お前なんか似たような事やってる奴おるで」となってしまうのはなぜだろうと考えてみたのだが、要は全て属性の擬人化なのである。

天井と床BLだって、何も天井と床がガチでBLっている訳ではなく、各々の性格を勝手に設定して、それがたまたま床と天井だったと言うだけの話であり、そりゃn番煎じまで行くわと言うぐらいなんでもいい話なのだ。

 

どんなイケメンも結局紙とインクであり、それだけじゃどうしようも無い為、我々は無意識の内に属性の生成を嬉々として始めてしまうのだ。

そりゃやりたい放題になる。口調と見た目さえ借りりゃ、シチュエーションと属性をどれだけ好きに嵌めた所で「これは床と天井ですから!!」と言い張れる。逆に言えば、シチュエーションと属性と言う命を吹き込んでやらない限り、どう足掻いてもただの床と天井である。どんだけオシャレ天井でも恐らく萌えまい。

 

つまり我々はあらゆる物に命を吹き込むアルケミストであり、日夜真っ暗な部屋に引きこもっては新たな命を創造するゴッドなのである。道理で物理勝負に滅法弱い訳である。

ゴッドなので当然下界の物とは触れ合わず、自ら、もしくは他者が作り出したホムンクルスが縦横無尽にイチャイチャするのを眺めては無事死亡、即リスポーンを繰り返し生涯現役の戦士として戦場を駆け巡り、時には自慢のゴッズチャイルズを腐敗した大地に解き放ち他所の神々を大量虐殺して悦に浸る訳である。萌えで殴りあえ!

謙虚な心を持つ日本の神々なので、自らを「神」とは言わず「壁」等と言う奥ゆかしい所がある戦士でもある。しかし容赦なく何度でも死ぬし殺す。

 

先程実在するのかもよく分からんへっぽこ共を腑抜け腰抜けと罵っておいてなんだが、僕は戦場に全く身を置いておらず、完全に傍観者の姿勢を貫いている引きこもりがちな神なので、キル数0にも関わらず、他所の戦場をフラフラと物見遊山気分でうろついてはデス数を次々と更新する底辺神である。

しかし、腐っても神の端くれ、いや、腐ったから神の端くれになった訳であるが、とにかく一応ゴッドなのでイケメンや美少年の絵を見るなり即座に属性とシチュエーションの生成が始まってしまう。世には産み落とされない可愛そうな子供達であるが、当然自分の好みにバッチリ嵌まった何かが生まれる為、無事自殺敢行と言う感じである。特技は死ぬことだ。

 

僕が美少女の絵を見ても何一つ心が動かず興味も引かれないのは見た時に錬金術が始まらない為ただのインクと紙だからであろう。

つまり奴等を人間にするスキルが僕にはないのである。

 

逆に言えば、イケメン及び美少年のインクと紙は見た瞬間に人間にクラスチェンジさせる事が可能であると言う事であり、つまり僕は全ての男子中高生の母と言う事である。あらゆる男子中高生を産み出す母なる海であり、Wind is blowing  from  Aegean  僕は海うーあー、と言うことだ。

 

最近、サラリーマンも行けるようになった為、全てのリーマンの母でもある。

まぁ、リーマンと言うか30才ぐらいまでなら全て僕の子供である。そっからちょっと飛んで300歳とかになっても僕の子供になる。

 

びっくりする程過保護神なので、混沌の海に漂う子供達を誰かの目に触れさせるつもりはビタイチないが、これからも他所の神々の戦場にはガンガン顔を出していきたい。

イイナと思った子は容赦なく拐って行く所存である。

レベルの低い変態はいつだってハイエナ、他所の天才の溢れる思い付きを虎視眈々と待ち構えているものだ。イイネだリツイートだ等と言うのは「今宵、貴方の子供を頂きに参ります」と言うキャッツカードに過ぎないのである。

この世に溢れる変態戦士達からこぞって予告状を送りつけられるとは即ち宝石のように煌めく最高のホムンクルスの生成に成功したと言う事であり、そりゃぁ前線で荒れ狂う屈強なアルケミストからしてみれば鼻高々なのであろう。

 

我々、凡人に出来るのは一騎当千の猛者を「いよっ!ニッポンイチ!!」等とおだて、より多くの戦果をあげてもらう事ぐらいである。しかし、猛者が見向きもしない戦場に生まれ落ちてしまった場合は…。やるしか…あるまい。

「こんな戦場下さい!」と喚いてまわった所で、平和な農村が突如戦火に包まれる事はない。そこまで世の中腐ってない。

自分の手でホトトギスを殺し、畑を焼き討ち、村人を皆殺しにして行くしかないのである。とっくの昔に戦闘が終わった廃墟に辿り着いてしまった場合はもう途方に暮れるしかないが、旬の戦場のマイナーカプ程度なら軽く油を撒けば一気に火の手が広がる可能性は十分にある。僕はピースフルなゴッドなので自分では絶対にそんな事出来ないが。

そんな訳で、今日もとあるマイナー村が地獄に変わる瞬間を常時監視しているのであるが、本当に平和で困っちゃう。混沌の乱世はまだか。