人の激おこを笑うな

マジで最終決戦なのか?

 

今日…と、言っても僕が寝るまでは明日は来ないと言う自然の法則がこの世には存在する為、正確には明日だが、結果発表会が明日に迫っている中でこんな疑問を持ち出すのもなんなのだが、最終決戦発表のお知らせを聞いた時から常々思い、折に触れては口に出してきたので改めてこの疑問を言葉に変えようと思う。

 

マジで最終決戦なのか?

 

もちろんCDはとても良かった。CDと言うか、デスリスペクトはとてもよかった。

しかし「最終決戦!!」と叫ばれても、そりゃ皆さんは真剣なのでしょうがこちらはまだヒプノシスランドの中にすら入れていませんよと言う状況である。

なぜ入れていないのかと言うと運営がエルサばりに歌だけ響かせて扉を開いてくれないからなのだが、なんとなく盛り上がってる感だけが蔓延してしまって、我々は入口でやいのやいの言い続けているだけと言う事実をついつい忘れてしまいそうになる。

やれ雑誌インタビューだ、やれラジオ出演だと聞かされる度にイソイソと見に行くのだが、はっきり言って「既知!」と叫びたくなるような内容しか出ていなかった。

ファーストバトルの段階でずっと思っていたのだが、そりゃ渋谷も池袋も負けるだろと言う話である。

池袋は二郎三郎の成長物語が全然終わっていない状態だし、渋谷はリーダーの乱数が明らかに「設定が明かされてから人気が出るタイプ」のキャラである。裏でなんかわちゃわちゃやってますよ~と言う伏線だけが張られた状態で評価も何もあったものではない。

この不遇さが僕が飴村乱数を応援してる理由である。

ドラマトラックでも乱数は嫌いなジャクライとの会話を避けようと逃げたりしてるのに、ジャクライの方が足のリーチを巧みに利用し、コーナーで差をつけて「飴村くん」「飴村くん」とイチイチ絡んでくるのがダメだっただろと思っている。そりゃヒプノシスマイクも起動するわってなもんだ。ジャクライにはもう少し人の気持ちってもんを考えて欲しい。

話がちょっと逸れたが、二郎三郎、乱数共にピースが揃ってない状態、こっから「成長」や「伏線の回収」がされる事によって得られる人気を取りこぼした上で勝負させられた状況だと思っていて、なんともかんともって気持ちであった。

ヨコハマ、シンジュクは既にある程度完成されていて、リーダー同士の軋轢以外で新たな過去が出てきた所で、もちろん僕は嬉しいし早く教えてくれって感じであるが、キャラクターがより固まると言うだけで、新たな人気に繋がる伸び代的な物はイケブクロシブヤと比べて少ないのでは?と感じる。

マジで「子供対大人」の構図である。

 

とにかく、イケブクロはここでは負けるかも知れないが、後日この悔しさをバネに一郎との関わり云々を含めてグイッと一人の人間として成長し、逆転を遂げると言うのが王道且つ燃える展開だと僕は思っている。

これで本当に「ヨコハマorシンジュクが勝った!完!!」では余りに入間さん達とのやり取りが無意味だし、乱数は一体何がしたかったのか?と言う感じになってしまう。打ちきりエンドもいい所だ。

「兄弟からチームメイトへと見事成長を遂げたイケブクロ主人行軍VS何やら裏で暗躍している乱数と愉快な仲間達」と言うのが一番話の筋的には綺麗だと思う。

 

推しは観音坂独歩だが、独歩も一二三も参戦理由は「成り行きの恩返し」であり、正直…え?優勝するん?とは思ってしまう。推しだから勝てば当然嬉しいし負ければ悲しいのだがそれはそれ、これはこれだ。

唯一なんか、哲学を持っているらしいジャクライさんも正直何がしたいのかはイマイチ不明瞭である。世界を変えたいらしいが…。

一郎くんがガチ偽善者って言うパターンなら話は別だが、めっちゃ熱くていい男ならそれに激怒されたサマトキくんも優勝しては行けない輩である。

母と妹へのリスペクトを忘れないのは結構な事だが、この世の人類の殆どはサマトキくんの母でも無ければ妹でもない。少なくとも僕は違う。酒やら女やら金やらを奪い取られるだけの存在である。

つまりサマトキ様が優勝した所でその後の展開は、突如として現れた泉の女神ロボットがサマトキ様を拘束、綺麗なサマトキ様を排出、こうして世界はラブアンドピース。と言うギャグエンドにならない限りは「必ずや、かの邪智暴虐のサマトキを除かなければならぬ」と決意したメロスが一晩中走り倒すと言う感じになるだろう。

 

そして、乱数は乱数で「実はこんな事を考えて暗躍してたんだ!まぁ、ファーストバトルで負けたけど!」と言う一発ギャグを携える羽目になってしまう。これではこの後いくらかっちょえぇ設定が出てきたとしても「まぁ、負けたけどね」と滅びの呪文を唱えられて終わりだ。我々大人はいいが、小学生は絶対にそういう穴を見逃さない。

 

それもこれも全て、過去が明かされていないのが問題だ。何やらTDDの過去が明かされる…?らしい…?漫画がスタートするらしいが、遅い…遅すぎる…と言うかそんな事をするぐらいなら、TDDの楽曲と共にドラマトラックを収録してCDを出してくれれば良かったのだ。そのインターバルを利用して、バトル結果を踏まえたチーム毎のドラマトラックも収録、各々の新しい個人曲と共に売り出し、それを聞いた上で最終決戦としゃれこみたかった。

 

実際どういう感じの過去なのだろう…?不思議なのが、乱数くんは人道に反する何かをしてジャークライにめっちゃくちゃキレられたらしいが、その割りに一郎くんが全く怒って無いのが不思議である。これは逆も言えて、パネェ事をしでかして一郎くんに激おこされたサマトキ様は別にジャクライに嫌われてはいないのである。

全く相手方が何をしたのかわかってないと言うパターンもあるが、それはそれで一郎くんは情報屋として…どうなの?と言う感じだし、ジャクライもここで好奇心を発揮しないでいつ発揮するのか?と言う話になってしまう。

考えられるのは「本人はおこ間違いなしだが周りから見ると別に」と言うパターンだ。

 

乱数くんがやらかした過去の何かについて「薬物」…一言で言うと「ラリピーでウレピー、みてーあんな所に青いウサギがいるよ~冬も始まることだしこれから一緒に殴りにいこうか~」な事をしてしまったと言う旨の考察があったが、そこまでのド外道、一郎もブチギレ間違い無しである。

世界を面白くしたいからと言って、全人類薬漬け、悲しみの無いあの大空へフライアウェイさせよう!なんて考えるのは流石にお戯れが過ぎますぞぼっちゃま。と言う感じである。

それなら仲間に誘うべきは小説家とギャンブラーではなく、バイヤーと科学者の方がいいし、なんならヒプノシスマイクも必要ない。ジャンジャカお薬を垂れ流して捌いて行けばいい。聞く限り男性が相当にむちゃくちゃな扱いをされているので飛ぶように売れるであろう。

税率10倍、なんちゃらディビジョンとやらに振り分けられ、一介のサラリーマンやら元軍人と言う名の無職やらギャンブラーやら中学生やらの活躍次第によって領地がぶんどられる(これもよく分からないが)なんて世界でワーキングプアするぐらいならシャブの一本も打って素敵なドリームをカムトゥルーするわってなもんである。

 

僕が推測するに多分、乱数はジャクライのプリンを勝手に食べたのである。

ツイッターの皆様が盛大にリツイートしていた情報を見るに人間は「雪見大福を一つ分けてくれ」と言われただけで激怒、殺し合いも辞さないと腕捲りをしてしまう生き物らしい。テキサスだったら射殺だ。

二個あってこれなのだ。たった一つのプリンを食べるなんて所業は完全に非人道的、「てめぇの血は何色だー!!」と叫びながらヒプノシスマイクを起動しても仕方ないし「これは…プリリンの分!!」と角材で殴っても許される。古事記にもそう書いてある。

ジャクライの怒りは正当であるが、やはり他所から見たら「プリンぐらい…」と言う事になってしまうし、独歩や一二三に聞かれても隠してしまうだろう。

自分が真剣に怒ってるのに周りに「それぐらいいいじゃん」と言われるのは精神的にかなりクるのだ。それが親しい人間であれば尚更である。「それぐらいいいじゃん」と言われるぐらいなら口をつぐもうと言うものだ。ただし絶対に許さない。

 

そして一郎は多分、サマトキ様に桃鉄でボコボコにされたのである。

まだルールにも慣れてない一郎社長相手に容赦なくカードを使いボンビーを擦り付け徹底的に陥れた挙げ句に見せつけるかの様に物件と言う物件を買い占めて圧勝したのだろう。

たかがゲーム…と思うかも知れないが、ゲームの恨みと言うものは恐ろしい。

ストリートファイター2をやっていたら実際にストリートファイトしてしまった、と言う逸話は事欠かないし、ゲームには真の人間性が出るとか訳の分からないことを抜かして別にズルをした訳でもない相手をろくでなし扱いする奴もいる。

そこまでしても怒りは全く収まらず、何も悪くないスマブラ桃鉄と言ったゲームそのものを貶めにかかり聞かれた訳でもないのにエピソードを延々書き綴った後「大嫌い!!」とゲーム動画のコメント欄を荒らしたりしてしまうのだ。

もちろん「ルールぐらい説明してやれよ」と言う気持ちも分かる。本人的には仲良く遊びたかったものを土俵にも上がらせて貰えず塩だけ撒かれたと言う気持ちになってしまうのだろう。

つまり一郎くん視点から見れば「弱者の気持ちが分からぬ人でなしめ!お前みたいな社長なんてうんざりだわ!」と言う話であり、サマトキ様からすれば「別にルール違反した訳でもないのになんで正義面でお説教されなきゃいけねぇんだこの偽善者が!」と言う事になる。

これにはジャクライもニッコリ、君たちは本当に興味深いね。ってなもんである。

 

ここまでの考察を元に結論を出すと、ジャクライが求める世界とは「プリンを勝手に食べられることの無いユートピア」と言うことになる。

なるほど、素晴らしい世界だ。これからは一々プリンに名前を書いたりしなくていいし、名前を書いてなお勝手に食べられてしまうのではないか…?と怯えなくてもいい。

じゃあまぁ、とりあえず今回の最終決戦はプリンの平和を保ってもらうとして、次回は是非イケブクロとシブヤに勝ち上がって頂きたい。

 

まぁ、とか言いながらヨコハマとシンジュクに投票したし、これからも多分するんだけど…それはそれ、これはこれである。